RZV500のフロントにCBR400RR
リヤにTZR250(3XV)アーム&`90NSR250ホイールをフィッティング、
そしてフレームの補強と、他社のシートカウルフィッティングオーダーです。
完成まではまだ時間がかかるため部分的にアップしていきます。

  

↑まずフロントからです。
ステムシャフトはワンオフしなくてはなりませんが、
ノーマルのスチール製アンダーブラケットを
超々ジュラルミン製ブラケットに変更して欲しいという事でワンオフしました。






↑ベアリングのサイズの問題から、
ステムシャフトをワンオフしてもトップブリッジ側の穴とサイズを合わせる事が難しいので、
スペーサーを圧入してあります(緑枠内)


↑完成状態です



↑ストッパーはこんな状態です。
φ20のピンをボルト止めしてありますが、
より小径ピンにする事で切れ角を増やせます。




↑問題のリヤ回りです。
RZVのノーマルサス&リンクを使える様にするのは当然ですが
車高調整機能を持たせて欲しいとのご要望です。
まずは3XVアームの不要と思われる部分をフライス盤で削り取り、
フレームに仮組ができる様にピポット部を先に仕上げてしまいます。
それからシートレールを基準にアームの垂れ角を変えられるジグを使用して
実際にどの程度の可変が可能なのか見極めながら、
アームに溶接するブラケットの設計に入ります


  

↑緑枠は新規制作のブラケット、赤枠は可変部です。
結局可変タイプとなればある程度構造は決まってしまいますが、
リンクとのクリアランスが無いため、思ったより位置決めが大変です。
上の写真の状態ではまだ溶接は一切行われておらず、クランプだけで固定しております。
設計をしたと言っても、
図面を基にNCフライスでブラケットの製作をすればOKという単純なものではなく、
アームへの合わせ面などは結局現物合わせの手作業となるため
かなり時間がかかりました。



    

↑そして溶接後の写真です。

 


↑NSRのホイールを組み込むに当たっては
ハブの加工その他もろもろ必要ですが、
今回はブレンボ ラージタイプのカニキャリパーを使用するため
キャリパーサポートもワンオフする事になりました。
そのロットを固定するステーも溶接します。
写真では上向きですが、実際はアーム右下へ吊り下げます。


ひとまず今回はここまでです。
これからメーカー廃版となったエンジンマウントの製作&
フレームの補強へ入って行きますのでこうご期待!!