3XVのサスをそのまま
流用したいとのご希望です。
サスアッパーマウント位置が
高いので、ノーマルの
バッテリーやオイルタンクは
使用できません。
ノーマルのメンバーも
切断が必要なので
当然補強も必要になります。

というわけで当店にてつくり直しという事になったのですが
その後の検証の結果、持ちこまれたフレームに取りつけられていたリヤの足回り
そう‘89FZR400スイングアーム、3XVホイール等は
すべてにおいて歪みが発生しているため使用できない事をお伝えしました。
スイングアーム長のほどよいFZRのものを何とか使用したいとのご希望でしたので
新たな必要パーツのお見積もりを出したところ、
1からパーツを集めると予想以上の予算が必要な事が判りあえなく断念。
TAKUとしましてはお慰めの言葉も見つからないといったところです。

その後にもちこまれた替わりのリヤ足回りはなっなんと‘91-3XVそのものです。
実はこの足回りスイングアームがノーマルに比べると10cm近く長く、
またサスの取りつけ位置が3MAや1WGに比べるとかなり上にありますので
以前にさんざん検証したあげく結局ボルトオンキットの製作を断念した
いわく付きのリヤまわりです。

まぁフレームマウントを新設するつもりで流用するならいくらでも可能ですが
スイングアームの長さをいかにカバーするかこれはもう製作してみなければ
判りません。
という事で早速 検証をはじめました。
まずは、3XV本来のレバー比を調べるために検証用のドンガラ3XVフレームを
用意してっと....んっ!?  フレームが見当たらんぞ〜
「オーマイガー」 しまったぁ〜 クズ出しの時に間違って捨てちまったぁ〜
何たる不覚、  その後の検証担当の店長の苦労は半端じぁありませんて゜した。
数々の検証の結果データーが取れたらいよいよ仮マウントの製作です。
というのもいきなり本番に行くわけにはまえりませんので
まずは部品取りRZRのフレームに仮マウントを製作して
加工したスイングアームその他を取りつけ
サスの動きや車高の具合がデーターと一致しているかみます。
下の写真はその仮組みの模様です。

   


   


    

さて実際に仮組みが終わり適当な外装を取りつけてまたがってみると
1Gでの沈み込み他、サスの作動状態も非常にグットで
慎重の低い私でも十分に許容できる車高です。
スイングアームの長さも、
テール下が出っ張っている3.4型RZRの場合
思ったよりずっと見た目もスマートでまずは一安心です。

というわけで本番用のマウント製作は次回のお楽しみ!!