さて春のツーリングも近くなり
最近ちょっとしたモデファイを試みて
トップブリッジや各ステー類をブラックアルマイト仕様にした事は
ご存知の方も多いと思います。
バイク屋をやっているとなかなか自分達のバイクにまで手が回らない
というのも事実ですが
ヘッドランプ回りやリヤブレーキ回り
そしてクラッチ回りなどまだまだ手をかけたい所が山ほどあるのも事実です。
特に店のデモ車的存在である我がRZRにとって
前後のキャリパーの銘柄が違う(下の写真)というのはちょいと恥ずかしいので
キャリパーもTZ用のニッシンに換装する事にしました。
(TZリヤキャリパーの流用は珍しいものではありませんが...)
下の写真のセットは某ネットオークションにて落札したものです。
全体の程度は良くキャリパー本体は清掃のみで使用できそうです。
ちなみにフロントのニッシン同様キャリパーピストンは樹脂なので
錆びの心配はありません。
苦労したのはキャリパー固定ボルトがあまりに強烈に締まっていたため
通常の工具では外す事ができず、
ハンドグラインダーのお世話になりました。
落札したセットの中にTZ純正トルクロットが含まれていましたが
流石にこれは使用しません。
写真でみてわかるとおりかなり細身にできていて
すでに変形が始まっています。
(TZのトルクロットを使用したカスタム車を見かけますが危険ですよ!)
その他、TZのパーツは純粋にレース用パーツなので
サポートなどは強度ぎりぎりの設計ではないかと思われます。
特にアクスルシャフトが通るジク受けの部分には
ベアリングや無給油ブッシュ等は一切使用されておらず
グリスが塗ってあるだけです。
当然シールも無いのでちょっとしたホコリでも入ろうものなら
ご覧の通り焼きついたピストンの様になってしまいます。
(下の写真)
本当はサポートごとワンオフで製作するのがベストなのでしようが
そこまでは流石に時間が取りず、
今回は賛否両論を承知の上でTZのサーポートを流用する事にしました。
我がRZRはリヤに‘90-3MAスイングアーム+‘913XVホイールの
組み合わせですが、
TZキャリパー+TZサポートを流用するとなると
オフセット量その他も当然変わってきます。
下の写真は我がRZRに合わせて加工したパーツ類です
この後ブラックアルマイト可させます。
実際は他に特注のカラーその他入りますがそれは企業秘密
それからリヤのスプロケットを現在の39Tから37Tまで落とす事にしました。
高速走行時に余裕を持たせるためです
問題はチェン引きが現在よりどのくらいバックするかですね
そしてローター&ボルトもTZ用の新品に換装させます。
とまぁ、今回は外見から入ってしまいましたが
TZ用のパーツに比べると市販のTZR(3MA)のサポートなどは
オーバークオリティーというくらい良くできていますね。
ピッチが同じならそのまま使用したいくらいですが
まぁいずれはワンオフ製作すると言う事で....
ただし現在各パーツのアルマイト中という事もあり
完成写真は後ほど追加させます!!