しょうなんぼーい殿の1KTのエンジンO/Hが終わりました。
元々はSSイシイでスポーツチューンが施されておりましたが、
走行距離が大幅に伸びで、そろそろO/Hを行いたいと言う事でした。
しかし、新たに持ち込まれたシリンダーはF3仕様にバリバリに加工された物で、
どの程度の耐久性が得られるかは分かりません。
それでも構わないとという事でしたので作業をお引き受けしました。
その時に行ったチャンバーの加工をこれからアップしますが、
セッティングに関してのご質問には一切お答えできませんので
まぁこんな加工もやっています程度で見て下さい。

   


↑上が持ち込まれたTZチャンバーです。
一見問題なく装着できそうですが、取りつけ角度が全く合いません。
フランジはF3仕様の排気ポートに合わせて拡大加工がされておりますが、
かなり腐食が凄く使い物になりませんでした。

  


↑セッティングウンヌンよりまずは1KTにチャンバーを取れつけて欲しいとの事ですから、
エキパイを途中で切断して長さを詰め、再溶接する事にしました。
右の写真は切断面をきれいに研磨した後のものです。


   

↑ 何度も微調節を行ってから点付けで仮溶接です。

   

↑その後仕上げの溶接を行って一先ず本体の完成です。

     

↑ 本体が完成したらステー製作です。
元々本体のステー取りつけ部に溶接整形された跡があり、
左右均等のステーでは高さが合いません。


↑溶接した部分にペイントをして装着です。
(上手く行ってほっとしました 笑)

フランジに関しては、市販のものを取り寄せ内径を拡大して使用しました。
(どこのフランジかは内緒ですよん)



↑ 装着後の1KTです。
エンジンO/H直後で回す事はできませんが、
思ったより普通にスタートできました。
これから車両オーナーの試練!?(セッティングが始まります)

因みにしょうなんぼーい殿の1KTにはCRキャブが装着されておりました。