前回ハーレーのホイールの加工を行ったのはご紹介しましたが、
今回はそれらのパーツにビレットの6ポットキャリパーを取り付けるサポートの製作依頼です。

ホイール加工を施した時に、
各パーツの組み合わせが複雑なのは承知しておりましたので、
まさに「むむむ...」状態でした(笑)



上の写真を見て下さい。
寸法的に余裕が無いのに、キャリパーステー部が互い違いにオフセットされております。
しかも左右かならずしも均一ではない、フォークとキャリパー。
もうこれはシム仕様を前提に設計しないと取り付けられません。

   


   


↑前後、上下共互い違いでオフセットの異なるサポートの位置だしは、
案の定困難の極みでした。
元々キャリパーに数種類のシムが付属されているのが良く理解できます。
仕上げを考えるとなるべくジグから外したくないのですが、
現物合わせで少しずつ追い込みしていく部分もありました。

何とか完成しましたが、良い勉強になりました。
今回は基本設計を持久力のある店長殿にお願いし、
図面プログラムから製作までを私(オーナー)が担当しました。
因みにネジはインチサイズですので、タップ等も取り寄せました。