「ローターを換装させたいが、リブの外径が異なり取り付けできない。」
そんな時に行う加工です。
ちょうどハーレーのフロントホイール加工のご依頼がありましたので、
ローター座面加工とは別項目でアップさせます。



ちょっと分かりづらい写真ですが、左のローターが新たに使用させるもので、
右がホイールハブです。
ローターの内径より、ホイールハブのリブの外径が大きく、
そのままでは換装できません。
(ボルト穴位置は共通)

     


左が加工前のホイール左側。
右が加工後のホイール左側です。
リブの外径が小さくなっております。
(黒い凹部は元々あったものです)

今回はローター座面そのものは追い込みませんので、
リブの余分な部分をNCフライスでぐるりと一周カットするわけですが、
後からこうした加工を行う場合は、どんなに水平面の精度を上げようとしても、
ローター座面に対して+.-0mmにはなりません。
今回のホイールもジグに載せた状態で、
ローター座面の高低差に0〜0.05mmの誤差が出ました。

加工したリブの周辺(カッターの底面)が、
ローター座面に対して+になるとローターが浮いてしまいますので、
凹状態になるように加工します。



加工が終了し、ローターを載せた状態です。
万事上手く行きました。

あ〜毎度の事ながらこうした加工は緊張します(笑)