「レーサーRS250のフロント回りを
NSR250に流用したいのでステムシャフトの製作をお願いしたい」
そんなご依頼です。


   


上の画像のパーツは今回送って頂いたものです。
今回の様にRS(右側)とNSR(左側)双方の三又とナットなどのパーツが
揃って初めてしっかりとした検証が行えます。
新品のインナーレースも送って頂きました。

それにしても双方のシャフト径の違いは半端じゃありませんね。




  

 
       


上の画像が製作したステムシャフトです。
超々ジュラルミン+ハードアルマイト仕上げです。
シャフトのトップとアンダーに穴を開けておりますが、これは貫通ではありません。
ワンオフシャフトの製作は常にムク材からの削り出しですが、
アルマイトの浴槽に吊るすためのワイヤーをかける穴を開けてあるわけです。

ただし、今回はフロントにレーシングスタンドを使用したいとの御要望から
ステムアンダーの径をφ14まで拡大しました。(画像右)
これは今回のシャフトアンダー部の直径が、
通常よりも大きいタイプだったので可能となりました。


   

上の画像のカラーは
ステムシャフトトップの径とRSのトップブリッジ穴の径をあわせるためのスペーサーです。
製作したカラーをトップブリッジ下から圧入して完了です。


      

そしてシャフト&ベアリングレース圧入後の三又です。
今回はストッパーの加工については特別指示がありませんでしたのでこれで完成です・



フロント回り組み付け後の画像を送って頂きました!!