直線二号機とは当店でカスタムしておりますGPZ750ターボの事ですが、
現在フロントに倒立のGSXR750用をバーハンドル仕様でチョイスしております。
こいつをバーハンにもトップブリッジ上のセパハンにも対応させたいと言う事ですが、
GSXR750のフォーク長ではとてもじゃありませんが
トップブリッジ上にセパハンは取り付けられるほどフォークを突き出せませんし、
フォーク延長キットを使用してセパハンにするには
ノーマルトップブリッジの厚みからしてせいぜい１ｃｍほどしか
延長キットをトップブリッジクランプ部にかませられません。
それでは剛性に不安が残ります。
（延長キットはトップブリッジクランプにかませるのが原則）
幸いな事に現状でももう少しフォーク位置を下へずらしたいという事でしたので、
新たにクランプ部が40mmの厚さで、ボルト2本止めのトップブリッジを製作し、
延長キットに対応させようという事になりました。
パイプハン仕様では
ノーマル位置から-20ｍｍまでフォーク長の調整ができるようになります。
上の4枚はトップブリッジです。
今回一番心配したのは、クランプ部の厚みを確保しつつ、
どうやって軽量化させるかと言った点でした、
結局の所、製作してみなければ判らないという事が多々ありますので、
実際に車両に取り付けてテストして駄目なら作り直す覚悟で臨みました。
トップブリッジ裏の肉抜き箇所、中央の横方向に
リブを入れるかどうかが最大の悩みでしたが、今回は入れませんでした。
上の3枚はアンダーブラケットです。
アンダーブラケットは剛性最優先のため、肉抜き箇所にリブが入っております。
上の2枚がアルマイトも処理も終わり、
ワンオフのステムシャフトが打ち込まれた状態です。
これから車体に取り付けてテストを行いますが、
良い結果が出る事を祈っております。
（だって造るの精神的に大変なんですもの．．．）
