FTR250にNSR250のアンダーブラケットとCB400SFのトップブリッジを
フィッティングさせるための加工事例です。

まずアンダーがNSRのMC28の場合ですが
こちらはかなり前に行った加工ですが何故かHPへアップしていませんでした。




↑上段がCB400SFトップとMC28アンダー
下段がFTR250

FTR250とMC28ではアンダーベアリング内径が異なり
ステムシャフトには互換性がありません。

   

↑ワンオフしたステムシャフトです。
これは貫通タイプです。
トップブリッジがCB400SFですので
トップベアリングから上の寸法を調整します。

   

↑CB400SFのトップブリッジは裏が凹加工されていますので
スペーサーカラーを製作して対処します。

そしてステムシャフトを圧入してダミーインナーチューブに仮組

↑溶接してペイントをして終了です。


次はアンダーがMC18の場合ですがこちらもトップはCB400SFです。
非貫通タイプのシャフト製作+ステムストッパー加工のオーダーです。

↑ワンオフしたシャフトです。

問題はここからですね。
今回は車両お持ち込みではないのですが
FTRのステムストッパーと同じ形状のストッパーを
MC18のアンダーブラケットに再現して欲しいというオーダーです。
全く同じ形状というわけには行きませんし、
FTRとMC18ではフォークピッチもオフセットも異なりますので、
ストッパーはFTRより少し大きめに製作して
後はお客様側で車体に合わせてぴ調節して頂く事にしました。

   

↑まずは実際の寸法より大きめスチールプレートを取り寄せます。

   

↑MC18のアンダーブラケットを加工します。
ストッパー取り付け面。


   

↑先ほどのスチールプレートを整形しました。



↑アンダーブラケットに仮組。
お〜 ドンピシャ!!

   

↑溶接完了

↑こちらも溶接完了


↑錆止めに軽くペイントします。
ペイントはサービスですのであくまで簡易ペイントですよ!!

後はベアリングを装着して出荷準備です!!

因みにトップブリッジ側は先に紹介したMC28と同じです。
トップブリッジ裏にスペーサーカラーを配置します。