NSR250R(MC28)にRVF400(NC35)の三又フィッティング例です。
今回はNC35のアンダーブラケットにMC28のステムシャフトを換装溶接作業です。

↑左がNC35 右がMC28 長さが異なりますが換装は可能です。

↑MC28のシャフトエンドです。
赤枠の溶接ビートを落とせば良いと考えて
ハンドグラインダー等で削る方がいますが、
スチールの溶接はもっと深くまで溶着していますので
ビートを落とした程度ではシャフトは引き抜けません。
調子にのってハンドツールを使っていると
アンダーブラケットがどんどん薄くなってしまいます。

ビートを削り落した後、
更に深い溶着部を削り落すにはやはり旋盤は必需品ですね。

↑ダミーフォークを使って溶接を終えました。
この後錆止めのためにペイントを行って出荷準備に入ります。

↑今回はステムストッパー(緑枠)の加工依頼はありません。
ただしハンドルロックは機能させたいとの事です。
正立フォークと倒立フォークではステムの切れ角が異なりますので
ハンドルロックの穴位置(赤枠)が異なります。
今回は実車お持ち込み無しですので確実な作業はできないのですが
お客様に位置を指定して頂き溶接を行いました。