VFR400(NC30)にNSR250(MC28)の三又をフィッティングさせるための
ステムシャフト製作です。

両車のアンダーブラケットを比べてみると、ストッパーの位置が異なりますので、
本来は車体をお預かりして検証し、
ストッパー製作も同時に行うのがベストだとは思いますが、
通販では完全な検証が不可能ですので、
今回もステムシャフトの製作とフィッティングのみを行います。

↑ 左に引き抜いてあるシャフトがMC28です。
中央がNC30のノーマルアンダーブラケットです。
ステムシャフトの太さがまるっきり異なりますね。

今回はステムシャフトエンドをMC28の寸法に合わせ、
アンダーベアリングからアッパーベアリング上のナットまでをNC30寸法。
更にその上はこちらで考えた構造にしました。

↑右はワンオフしたシャフトのフィッティングが終わり、
仕上がったMC28のアンダーブラケットです。

↑ いずれもシャフトエンドは溶接固定です。
右は仕上げ後なのでサビ止めのペイントをしてあります。
ここから車体に合わせてストッパーの加工を施すのは大変かもしれませんが、
実車合わせてで頑張って頂くしかありせん。

   

↑シャフトのアッパー構造です。


↑溶接直後です。

↑MC28トップブリッジの裏側です。
太くなったシャフトに合わせて逃がし加工をNCフライス盤で行います。

↑純正は袋ナットではありませんが、
シャフトがスチールの貫通タイプのため、
防腐処理をしたとは言え雨水は気になります。
そこで市販の袋ナットをお薦めしました。