↑ 薄いスチール板から切り出し溶接します。
R1Zのフレームは左右対称ではありませんので
ステーの形状も異なります。
最終的にはダイヤモンドコートを施し、
パット見た目はノーマルチックに美しく仕上がりましたが、
なんと写真を撮り忘れてしまいました(泣)
スイングアームその物のフィッティングは基本的にお客様側で行うとして、
その他の位置出しから行いました。
↑各パーツ製作が終わり仮組みした所です。
ホイールはペイントされておりますので、キズを付けない様にプチプチを巻いています。
↑フローティングであれば位置出しも比較的楽なのですが、
今回はスイングアーム側面の凸に合わせてリジット固定をご希望です。
問題なのはTZのローターが3XVのノーマルに比べて小径な事です。
3XVホイールは、ローター座面から下のハブ形状にかなりの個体差が見られます。
小径ローターでキャリパーとホイールハブの間隔が狭くなりますと、
キャリパー本体とホイールハブの一部が干渉してまう場合が多々あるのです。
今回も一箇所干渉する部分が出ましたので、
キャリパー側を若干削って対応させました。
サポート自体はジュラルミン製ですが、
アクスル部にステン製のカラーをセットしました。
通常リジットサポートの場合は、
カラーを配置しないでダイレクトにフィッティングさせますが、
仮に今回の足回りを車体に取り付けた後で
ホイールセンターの微調整が必要な場合、
カラーの厚み調整で簡単に済ませられる事を考慮したからです。
当店ですべてを組み上げられる場合は良いのですが、
今回は遠方からパーツのみの製作&加工でしたのでそのようにしました。
↑3XVのホイールやハブ、ダンパー、カラー等もすべて加工してあります。
TZキャリパーは本体が左右分割式ですが、
分割面がかならずしもローターセンターではありませんので、
サポートの位置だしでは注意しないといけません。