「SRX400-3型に3XVの三又をフィッティングするための
ステムシャフトを製作して欲しい」
そんなオーダーです。

SRX4型に3XVや3MAの三又フィッティングは
過去にアップしていますが、
3型とは全く構造が異なりますのでここで改めてアップしておきます。


↑ 一番上が今回製作したシャフトです。
3XVと同じくダブルナット使用です。
素材はSCM材で貫通穴無し。

中段は3XVです。
3XVはアンダーブラケット圧入部の外径が異なる物がありますので要注意です。

下段はSRX-3型です。
アンダーブラケットには圧入溶接されておりますので、
旋盤でビートを落とし、プレスで引き抜きます。
因みにSRX-4型は溶接されておりません。

 

↑ 左上が3XVで下がSRXです。
SRX3型はボールベアリングですので、
指差した部分にシールを取り付ける台座があります。

3XVやSRX4型はテーパーベアリングで、
ベアリングそのものにシールが付属されているので
台座がそれほど高くありません。
いつも書き込む事ですが、
この台座の高さを無視してシャフトを製作してしまいますと、
シールが取り付けらけなくなったり、
ヘッドパイプ下部とアンダーブラケット上面が干渉してしまったりします。

右は純正シールと新たに取り付ける台座カラーです。

  

↑組み込み後です。
ストッパー類は変更させる必要があります。


以上で完成です。