↑上記は完成状態です。
カウルをフィッティングさせる場合は、
「いかにノーマルチックに違和感無くフィッティングできるか」
という事に全神経をかたむけます。
私は個人的にこのノーマルチャンバーの形状が好きです。
なので昔は31Kの中古ノーマルチャンバーに
えらい金額をつぎ込んで集めていた時があります。
結局幅広のスイングアームに対応できないので
みんな譲ってしまいましたが...by taku オーナー
↑は「こんなパーツ造りました」のコーナーで以前紹介した時の物です。
今回もパーツ点数は同様ですが微妙に形状は変わります。
↑はカウルを付ける前の仮組みです。
メインプレートは3mm厚の5052材から切り出し、
プレスで曲げ加工をしてからアルマイト処理をしてあります。
プレスで曲げる角度によっては素材を変えますが、
強度と曲げやすさを天秤にかけて選択しております。
メインプレートとメーターの間には
振動対策のためにウレタンダンパーダンパーを挟んであります。
ステンレスのボルトを各部に使用するに当たっては
電解腐食についての知識も必要となりますが、
メリットとディメリットを天秤にかけて、
結果的にステンレスボルトを採用しております。
↑ノーマルのビキニカウルステーに溶接されているウインカーステーのままでは、
お持込になられるウインカーすべてに対応できません。
今回もハンドグラインダーで丁寧に切除&面だしを行い、
新たに切り出したL字ステーを溶接しました。
(指差している部分)
↑ステーアンダー部のフィッティングです
↑狙い通りの位置に決まりました。
↑カウル内はこんな感じです。
さて今回位置だし検証からステー、クランプ製作、溶接等
カウルフィッティングに要した時間はきっちり圧縮しても24時間でした。
つまり最低でも丸3日は掛かりきりという事になりますので
検証、ステー製作、溶接、アルマイト処理も含めると
それなりの価格になってしまいますが、
それでもと仰る方はお問い合わせ頂ければ幸いです。