以前当店でエンジンのオーバーホールを行ったお客様から
「フロントに1KTのローターとブレンボキャリパ-をフィッティングして欲しい」
そんなオーダーが入りました。
同じ内容の加工は以前にも行ってHPで紹介してありましたので
それをご覧になっての事です。
早速お見積もりを差し上げ了解を頂きましたので計画を進めました。
↑写真は完成後の物です。
1KTのインナーローターには錆が多々あり、そのままでは見た目に悪いので、
車両オーナー殿と検討した結果、ブラストしてウレタンペイントを施しました。
黒くペイントしたおかげでノーマルチックになりなかなか良い感じです。
キャリパーは輸入元の関係で黒が手に入れられなかったため、
ゴールドのまま採用する事にしました。
↑ キャリパーサポートを製作していていつも思う事ですが、
前例のあるサポートを製作しても、
アウターチューブやローター、ホイールハブの個体差で
コンマ数ミリのずれが発生する事があります。
今回は事前に検証してデーター合わせも行いましたが、
サポートを製作して実際に取り付けてみると、
センターが微妙にずれてしまいました。
まぁしかし、走行上は全く問題ないレベルでの話しですが...
マスターとホースは元々市販の物に交換されていましたし、
ローターとキャリパーを換装させる事で、
ブレーキの効きやフィーリングはかなり改善されています。
ノーマルの火炎ホイールのデザインに拘りたい方には
かなりお薦めできる組み合わせだと思います。
↑キャリパーサポートだけではなく、
ローターをオフセットさせるスペーサーも製作しました。
指差している部分はきちんとリブ構造になっています。
本当はちゃんと紹介したかったのですが
またしても単体の写真を残し忘れました(泣)