凹(ザグリ)加工について

上の写真のボルト穴を見てください。
スプロケット又はローター取り付け座面から数ミリほど凹(ザグリ)加工がしてあります。
この部分のスタッドボルトのセンター部(ネジが切っていない部分)が収まります。
スプロケット又はローター座面の追い込み加工を行った場合、
この凹(ザグリ)が無くなってしまい、そのままではスタットボルトを取り付けても、
ナットが最後まで締まりません。
そこで、スタッドボルト仕様にする場合は、
スプロケット又はローター座面の追い込み加工を行った後で、
純正と同じ様にボルト穴に凹(ザグリ)加工を施します。
ただし、スプロケット又はローター座面の追い込み量が多い場合は、
初めからスタッドボルト仕様にはできませんので、凹(ザグリ)加工は不要となります。
(通常のボルトにスプリングワッシャー等のロック機能を持たせて使用する)

問題はこの凹(ザグリ)加工の位置だしに手間がかかります。
位置が狂えばスタッドボルトが治まりません。
当店では面倒でも1本ずつ位置出しピンを立ててからボルト穴のセンターを割り出すようにしておりますが、
元々純正品自体に固体差があるため100%センターを出す事はできません。
その点は予めご了承下さい!!