手順は以下の通り
1.まずステムシャフト&ベアリングを引き抜き抜きます。
2.傷つけたくない部分にマスキングします。
3.ハンドグラインダー、場合によってはフライス盤を使用して
ぎりぎりまでノーマルストッパーを削り取ります。
4.鉄ヤスリ→サンドペーパーの順で表面を平らにします。
5.位置決め用のダミーステムシャフトと検証用フレームを使用して、
ストッパーピンの位置決めを行います。
検証用フレームヘッドパイプのストッパーにも
左右で個体差が出ますので、若干の切れ角の差は
ご了承下さい。
6.その後はフライス盤にてネジ穴を造ります。
7.表面を磨いてからステムシャフトとベアリングを圧入して終了。
このように書いていくとあっという間に終わってしまいそうですが、
ノーマルストッパーを切除した跡があまり凹凸していると素人加工になってしまいますので
ショップとして恥ずかしくない仕事をするにはやはり時間がかかります。
因みに今回は外径16mm内径8mmのステンレス製ピンを単純にボルト固定タイプとしました。
(通常は6mmボルト仕様)
ピンの穴位置を変芯させて可変タイプにす事も可能でしたが、
万一意図しない時に可変してしまいますと大切なGタンクがやられてしまいますので...
ステムの切れ角調整が必要な場合は、外径の異なるピンで対応しましょう。
価格は、3MA/3XV等のアルミ製アンダーブラケットで
外径の異なるピン2セット付で\20,000税別です。
ただし、
ステムアンギュラベアリング+ロアベアリングの脱着セット\13,350税別と
同時注文の場合は\18.000税別にて承ります。
ノーマルラジエター以外のラジエターを使用する際は
ステムの切れ角に影響が出るため
必要パーツを送って頂いた上で
検証用フレームに取り付けてストッパーピンの位置決めを行います。
その際にはお持ち込み頂くパーツの内容によって
別途脱着工賃が発生しますので予めご了承下さい。
これで高いと思った方はご自分の責任においてチャレンジしてみて下さい。
また、キーシリンダー位置は依然として異なったままですので
U字ロック当で対応して頂くほかありません。