久々のRR登場です。
持ち込まれた時は足回りのメンテナンスが主なご依頼でしたが、
気が付けばフレーム&スイングアームダイヤモンドコート、
ホイールブラストペイント、その他パーツ交換で見違えるほどきれいになりました。

足回りは前後3HMに換装です。
(リヤホイールのみ3LN)

納車後にシートの張替えも行いましたので、
さらにカッコよくなっていると思います。

もちこまれたキャリパーの外見からR1ZかFZR250Rのものだと思って
O/H用のパーツとパットを注文したら、
なんと使用できないという一幕も..(汗)

<その後約1年!?たって追加です>

今回はまずエンジンのO/Hのご依頼ですが、
それに伴いTMXキャブへの換装や
当店オリジナル集中スイッチキット等のフィッティングも承りました。
そして問題は↓




ノーマルのミラーでは後が見えないとの事で、
車両オーナー自ら市販ミラーを取り付けました。
しかしながら取りつけ位置がスクリーン固定ボルト穴なので、
当然のごとく裏側にステーはありません。
重たいミラーをカウルのみで支える事はできず、
ブレまくりでカウルが割れる可能性もでてきます。
それでもミラー位置は変えたくないので何とかしてほしい〜とのご要望です。

いや〜大変です(笑)
両方のミラーをアルミパイプでつなげてカウルステーのどこかに固定できれば万全ですが、
当店には残念ながらアルミパイプを自由に曲げる技術がありません。
ここからは現物合わせ職人の店長殿の踏ん張りどころです。




↑ まずはアルミ板でステーを作りました。
左右で微妙に取りつけ位置が異なっておりますので当然現物合わせです。
となると加工が大変なステンやスチールでは時間がかかってどうしようもありません。

んで走行テストの結果は?
ステーが無い時よりかなり改善されておりますが、
現物合わせの苦労を知らない拙者(TAKUオーナー)が横からシャシャリ出て、
「店長 これじゃ強度足りなくてボツ」
店長 ....


  

↑ そこで更に改良して補強材追加で〜す。



↑ ついでに黒アルマイト処理して取りつけ。
ムムム 黒いからどこに付いているのか写真じゃよく分からん(泣)

(ごめん 店長 拙者の写真の撮り方が悪かった..)



↑ そして次の課題がこれ チェンカバーです。
ノーマルのでは今一だそうでアルミ製をご希望です。
かと言ってこんな長いものを曲げる機具は持っておりません。


そこで店長が倉庫で見つけてきたのが
中途半端にバフがけされたR1Zのノーマルかパーです。
(R1Zはアルミ製です)
そのままでは使えませんので、前半分を新規製作して結合させよう!!
という事でもくもく製作してました。
一発目は走行中にチェンが干渉してボツ(上の写真のです)





↑気を取り直して2発目で上手くいきました。
いや〜アルミの板からの切り出し&曲げ加工ご苦労様でした。


2004.10.7   byオーナー