TAKUの絶対お奨めメニューの一つです。
‘89〜‘90TZR(3MA)の18インチリヤホイールを
‘91TZR(3XV)以降の17インチホイールにコンバートさせるための加工一式です。
※R〜SPRまで対応
特にRZR/R1Zなどに当店のキットを使って3MAの足回りを組んでいる方には
操縦性が素直になるのでお奨めです。

※ベース車両がRZの場合はチェンラインが出ないのでNG


コンパートメニューはRZR改を愛車にするTAKUオーナーにとって必然的に誕生したものです。
もちろんすでにコンバートされている方も多々おりますでしょうが
TAKUではベアリングその他、検証できるものはすべてPCにデーターを打ちこみ
ノーマルとの差をよくよく検証した上で加工数値を決めました。
チェンラインにつきましても通常問題になるような事はありません。
この加工を施した後、チェンラインが見た目にもずれているなんて事がありましたら
それはフレームやスイングアームに問題があるはずです。


加工内容は下の表にも記載しておりますが、
3XVのホイールはチェンラインもローターラインも3MAとは異なりますので、
純正と同じく、スプロケットハブ外側とホイールハブ右側にダストシールを配置するには
スプロケットハブの加工のみならず、
ホイールハブそのものや3MAのリヤキャリパーサポートにも大幅な加工を施さなければ成立ちません。
スプロケットハブ側のみの加工又はキットパーツで
ホイールをボルトオンさせている物の中には
チェンラインや
ホイールセンター及びローターラインが許容範囲を超えてしまっているものが確認されています。

<検証例>


↑は3MAサポートノン加工で3XV-R(RS)ホイールに仮合わせした状態です。
アクスルカラーを抜いた状態でもローターとキャリパーが干渉しています。

例えアクスルカラーのシールを抜いても、
シール外周よりサポートアクスル部の外周の方が大きいので、
サポートを内側に追い込めず、これ以上はいかんともし難いです。

RSPやSPRのホイールではアクスルカラーがベアリング内輪に厚入タイプとなっています。
それに伴いベアリング外径及びシール外径もRタイプよりも大きくなります。
(ベアリング内径も20から22ミリになる)
よって↑の写真よりもサポートを内側に追い込む事も物理的には可能かと思いますが、
ホイールベアリングのシールレスを避けるため、
当店ではサポート本体と各形式のアクスルカラー厚を均一に加工する事で、
どの形式の3XVホイールでも安心してボルトオンできます。


  

↑加工後と加工前のサポートの比較です。
厚みが全く異なります。
ノーマルはニードルベアリングにダストシール仕様ですが、
サポート厚を変更させると規格に合うベアリングがありませんので
当店では無給油タイプのブッシュ(フォークのスライドメタルの様な形状)と
高精度のジュラルミンスペーサーを組み合わせております。
尚、サポート厚は公差を除いてどの形式のホイールでも同じ仕様です。


無給油タイプのブッシュは消耗品なので
サポートを送って頂ければリペアする事も可能です。



↑実際にコンバート加工を行ってサーキットでもバンバン使用されている状態です。
ローターセンターとキャリパーの位置関係に無理がありません。
(写真はRタイプ)
3XVホイールや3MAキャリパーサポート等、使用するパーツの個体差や
3MAキャリパーサポートの構造上(フローティングタイプのため)
必要なアクスル部の左右方向の遊びによって
ローターセンターとキャリパーセンターがかならずしも同一にはなりませんが
各形式の共許容範囲に収まる様に加工数値を決めております。

※SPRの方がキャリパーが若干外側にオフセットされる傾向があります。




↑一部コンバート用に加工しておりますが3XVのスプロケットハブです。
スプロケット固定部の厚みはノーマル状態で
青矢印のとおりです。
ここから3MAのチェンラインまで削り込むにはあまりに厚みが足りませんので、
当店ではハブごとセンターに寄せる様にホイール側を加工します。
(カラーやダンパーまたハブ裏側の加工も必要です)


というわけですが加工前に以下のパーツのお持ち込み(郵送可)を
お願いいたします。

下記@〜Fお持込頂くパーツ
@3XVホイール(アクスルシャフトは3MA使用) ハブ内の加工を施します。
A3XVリヤスプロケハブとインナーカラー一式 ハブ本体の加工と
カラーの厚みを調整します。
B↑のアウターカラー 厚みを調整します。
C3XVリヤスプロケットハブダンパー 厚みを調整します。
D3MAのリヤキャリパーサポート&
 アクスル部のカラーも含めて一式
アクスルシャフト部の形状変更に伴い
ローラーベアリングから無給油ブッシュに交換します。
(キャリパーサポート厚も変更します)
その際、ジュラルミン製のスペーサーを圧入します。
Fベース車両が3MAそのものである場合は
 3MAの純正トルクロットが必要です。

ベースがRZRやR1Zの場合はお問い合わせ下さい
3MAに比べてローターが内側へオフセットされるため
トルクロットに若干の曲げ加工を行います。
その他 新品ローターボルトとホイール&スプロケットハブの
新品オイルシール付属です


アクスルカラー等欠品している場合はご相談下さい。
すでにメーカーで廃盤品となっている場合は
当店でワンオフして対応します。
加工工賃 ¥35,000税別 ご入金確認後の受注生産につき
納期はお問合せ下さい。

※メールにてお問合せ頂く場合は
 携帯番号を記載して下さい。
 メールの送受信エラーが多発しているため
 緊急時には携帯のSMSにて
 打ち合わせさせて頂きます。

※3XVは年式や形式によってリヤホイールその他ベアリングやシールが異なります。
 加工パーツを揃える時は同じものをご用意ください。(詳しくはTELにて承ります)
※ベアリングを交換ご希望の方は
 別途ご注文うけたまわります。(こちらもご相談ください)
※タイヤ外径誤差は以下をご確認ください。
※ベース車両がRZの場合は例え3MAのスイングアームに変更されていたとしても
 本メニューで3XVのホイールをコンバートする事はできません。
 詳細につきましてはTELにてお問い合わせください。

 3MA標準リヤタイヤサイズ 140/60R18  タイヤ外径627mm
 ※ 3MA-SPは除く
 3XV用  150/60R17  タイヤ外径617mm
 (検証タイヤはダンロップGPRα10)


3XVホイールに換装する場合、
ダンロップα10仕様で外径差10mm
車高で5mmダウンします。

車高回復方法につきましてはTELにて直接お問い合わせ下さい。